子どもって、怖い話とか大好き。
でも、本当に怖がっちゃうこともある。
子どもじゃ抱え切れないモヤモヤ。
なのに、どうしていいかもわからない。
親は知ってる。
あぁ、そういうのあったなぁって。
でも、どうやって解決したかはあやふや。
「そのうち忘れるよ」
そう言ってみても、
目の前の子は今なんとかしてほしい。
そんな時、こんなふうに言ってあげる。
「黒いモヤモヤはね、大人に話すと力を失くすよ」
ほら、話してごらんって。
子どもにそのまま話してもらう。
話し終わったら、
話す前と比べてどう?って。
子どもは自然と落ち着いてる。
ほらねって、
「話したら、悪いものは力がなくなるんだよ」
まるで、アースみたい。
見えないものでつながってるような親と子。
親がアースになって、悪いものを流してあげる。
怖さって、
それそのものが怖いんじゃなかったりする。
受け身であること。
自分じゃ何もできない、それが怖さの正体だったりする。
だからこそ、
子どもが自分で何かできるようにしてあげる。
主体的であること。
自分にはできることがあるんだって、それが光になる。
新しい環境。
新しい自分。
不安になったら、明かりをつける。
ささやかでいい、なにか小さな明かり。
ほらそこだよって、
明かりのスイッチを指させたら、
子どもはひとりでに強くなれる。