豊かさは、「わからない」の中にある

「なんで?」
子どもが目を丸くして聞いてくる。
親もよくわからない。
じゃあ、どうしようか。

ここで簡単に検索しない。
もちろん、ネットで検索するとすぐわかる。
画像や動画でもバッチリ。
でもすぐに検索するのって、子どもの教育にはどうだろう?

「わからないって、よくないことだ」
「すぐにわからないのは意味がない」

子どもはそんなふうに感じることがある。
だからこそ、『わからない』を大事にする。
なぜだろうね。
どうしてなんだろうね。
そんなふうに言ってあげていい。

そこから想像力が動き出す。
なぜだろう。
どうしてなんだろう。
わからないけど、わかりたい。
そこで子どもの想像力が育つ。

子どもが小さかったら、
ファンタジーで想像力を伸ばしてあげる。
天使や小人や妖精が出てくるようなファンタジー。

どうしてなんだろう、なぜなんだろう。
本当じゃなくていい。
理屈に合わなくてもいい。
ファンタジーは子どもの想像力を伸ばす。
それって、検索しないからこその力。

親は知ってる。
答えがわかっても、幸せじゃない。
むしろ、わからないから人生は面白い。
知らないからこそ、世界は豊かさを増していく。

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