算数きらい。
子どもに言われると、ドキっとする。
楽しくやれたらとは思うけれど、
どうやったら楽しくなるのかわからない。
そんな時は観察。
体のどこを使って算数してる?
もちろん頭だけど、
それだけだと血がのぼり「うーん」ってなる。
雨が海に還るように、
星が空を巡るように、
子どもという存在ぜんぶで算数できるようにする。
例えば、ケンケンパ。
跳んで数を足していく。
うしろに下がれば引き算。
大きく跳べば、掛け算だってできる。
算数に体がついてくる。
「楽しい」って心も追いかけてくる。
子どもにとって、さわれる算数になる。
シュタイナー教育では、算数は文字よりも体に近いと考える。
体の中には数がたくさん詰まっているから。
指の数、それに腕や足。
体を動かせば、
リズミカルに算数が広がっていく。
子どもにとって、算数は自分の中にある。
外から頭の中に詰め込むのではない。
体や心を通して、
体の中にある数や算数を捉えられるようにする。
それがシュタイナー教育の算数だったりします。
子どもは頭だけでは生きていない。
心と体と頭。
子どもが持ってるぜんぶで学べたら、
世界そのものが学びになる。