想像力が生まれる場所

例えば、工作。
それからごっこ遊び。
お絵かきも。

「もっともっと」って、
子供が夢中になっていて、
どうしてだろう?
もやっとする。

おもちゃとか画材とか材料とか、
与えすぎかな?
すぐにあげないほうがいい?
でも、せっかく夢中になっているし…。

そんなもやもやには、
こんなふうに考えるといいのかも。

その画材や材料やおもちゃがあると、
子供はもっと想像力を使えるのかな。
それとも、決まったやり方に縛られちゃうかな。

例えば、
6色の絵の具でお絵描きに夢中になっていた子。
36色の絵の具を買ってあげようか?
もちろん、それはそれで素敵。

でも6色しかなくても、
色を混ぜるやり方を教えてあげられる。
むしろ、色が多すぎると色を混ぜる発想がなくなることも。

カバを青くしたり、
クマが赤くなったり、
クラゲに水だけをそっと塗り込んだり。
手持ちの絵の具に色がないからこそ、想像力がふんわり膨らむことも。

それから、もう一つ気をつけてみる。
いつも材料を買いに行ったり、決まったキットを渡したり。
そればかりだと、子供は「買って」と言うようになることも。
何かを作る時や遊ぶときには、
まず必要なものを買ってくるんだ。
そんなふうに思ってしまうこともあるかもしれない。

家の中にあるものから、
今ここにある道具だけで、
何とかしてみる。
やってみる。
生み出す。
それも大切な想像力。

遊んでいる子供をじっと見てみる。
想像力が広がってるかな。
おもちゃに遊ばれてないかな。
画材に描かされてないかな。
材料に作らされてないかな。

想像力って不思議。
何でも思い通りになるからとか、
たくさんあるからとか、
そんなことで力がのびるのでもない。

むしろ、
一緒に遊ぼうよって。
こんなのできたよ。
これは?って。
どんな遊びも一緒にやると、想像力の木が育つ。

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