おもちゃを減らしていって、
本当に大事なものだけ残す。
その時、素材にもちょっとだけ目を向ける。
木や石や種。
そういった自然物。
大人からすると、
それっておもちゃじゃない。
けれど、子供にとっては宝物。
世の中には、
たくさんのおもちゃがある。
でも、素材で見ると…
実はすごく種類が少ない。
ほとんどのものはプラスチック。
プラスチックは色や形を自在に変えることができて便利。
でも、手触りはどれも同じだったりします。
こんなにたくさんのおもちゃが溢れているのに、
手で触ったときには、
同じものばかり。
自然物の良いところは、
気温や湿度で手触りが変わる。
ぬくもりが変わる。
手で握ったときの感触が変わる。
布だってそう。
綿やシルクや麻で全然違うように、
子供はその感触の中で、
手から大切なことを学んでいる
もちろん、
プラスチックじゃないと作れないおもちゃもいっぱいある。
いつも同じ手触りだからって、
それが絶対悪いわけでもない。
だけどおもちゃ売り場に行く前に、
森に出かける。
カタログを開く前に、
川で小石を並べてみる。
もし、身近に自然がなければ…
シュタイナー系のネットショップでも大丈夫。
たくさんの自然物のおもちゃが手に入ります。
こんなにたくさんあるの?
と、びっくりするぐらい。
珍しい木の実や、日本では見られない松ぼっくり。
そして素朴な形の積み木など。
そんなものを買ってあげるのも素敵ですね。
どれだけ文明を誇っても、
私たちはいつも自然の中にいる。
私たちの体もまた自然物だから。
だからこそ、
私たちは子供にぬくもりのある手で触れ、
温かい食べ物を届けます。
おもちゃもにも、
そんなぬくもりがありますように。