子供から見た時、
親の頼もしさって何?
わかってくれる。
守ってくれる。
ご飯を作ってくれる。
どれも大事。
でも、長い目で見たときは?
その時、頼もしさはちょっと変わるかもしれない。
長い目で見たとき、
子供にとって頼もしい親とは、
学び続けている親なのかも。
実は、親ってすごい状況で子育てしてる。
子育ては子供が生まれると、
ヨーイドンで始まる。
いきなり全力疾走。
しかも、長距離走です(笑)
大変だってわかってはいたけれど、
ここまでとは思わなかった(泣)
まるで、足のつかないプールに投げこまれたみたい。
浮き上がるしかない。
泳ぎ方は誰も教えてくれないけれど…。
知るのって大事です。
だって、知らないと自分が親にされたように我が子にする。
自分が受けた子育てを、
良くも悪くも、
いざとなるとやっちゃってる…。
子育てってそうなんです。
子育て中の親だけではなく、
学校の先生だってそう。
どれだけ大学で学んでも、
子供の前に立ったら迷う。
子供は理屈通りには反応しないし、
教科書の通りには動いてくれない。
目の前で起きていることに対して、
目の前で対応していかなければいけない。
そういう意味では、親も先生も同じ。
笑い話ですが、ある教育書にこう書いてありました。
先生になって初めて教壇に立った時、
「なんでそんなところに立ってるの?」と子供に言われたらどうしますか?
学生の頃に読みましたが、
どうしたらいいのか本当にわかりませんでした。
実際には言われずにすんだので、心底ほっとしましたが(笑)
まず、知ること。
こういう教育がある。
こんな考え方がある。
知れば、自分の中に星が輝く。
学んだことは星になる。
星は遠い夜空から、
足元の暗さを照らしてくれる。
歩くのは自分だけど、
勇気を持って進んでいくことができる。
星がくれる薄明かりの中を。
シュタイナー教育を学んでも、
シュタイナーは代わりに子育てはしてくれません。
どこまでいっても、
子育ては自分でするしかない。
でも星の光の中、勇気を持って歩くことができる。
シュタイナー教育という星は、
100年にわたって輝き人を導いた光。
子供から見た頼もしい親は?
それって、子育ての薄暗さを知っている親かも。
そして、星の光の明るさを知っている親なのかもしれません。