9歳の子に贈る、現実を生きる自信。

9歳ぐらいになると、子供はガラッと変わってきます。
それまでのふわっとした小さな子供の顔から、だんだんと大人っぽい顔へ。

例えば「リスさんタヌキさんは森で踊りました」みたいな感じで楽しんでいたのが、だんだんと「リスは何を食べているの? タヌキってどこで寝てるの?」みたいな現実を求めるようになってくる。

理由は、「わたし」という目で物事を見れるようになるから。
私が見る私が考える、そんな視点が発達します。
つまりは「その子らしさ」がドドンと出てきます。
場合によっては、親とは違う感覚に戸惑うことも😅

とはいえ、戸惑っていても仕方がない💦
どうやってその成長を支えたら良いのか?

「現実を生きていける」という自信をつけさせてあげます。
現実的な目で物事を見れるようになった一方で、子供は不安にもなっています。
本当にこの世界で生きていけるのかなっと。

シュタイナー学校だったら、生活科でたくさんの体験をします。
畑を耕し、作物を育てる。
もちろん田んぼもやる。
羊から毛を刈り取り、その毛で編み物をする。
学校の敷地内に家を建てる(!)
どれもこれも、この世界で生きていけるという自信をくれます。

家庭だったら、生活に関することをたくさんさせてあげる。
ベランダで野菜を育て、それを料理して食べるところまでやる。
(二十日大根やプチトマトなど、簡単だけど奥深い)
布から服を作る。
(ちょっと大変ですが、こんなふうに服ってできてるんだと子供は感動します)
お使いに出てお金を払って買ってくる。
(日用品や食料品など、普段生きていくために必要なものだとより良い体験になります)

もちろん、それまでもお手伝いという形でやっているかもしれません。
でも、大事なのは親の意識。
生活習慣や自分のことは自分でするといったお手伝いの意味から、この世界で生きていくための自信をつけるという視点に切り替えていく。

すると、子どもへのまなざしや声かけが変わってきます。
「お手伝いしてくれてありがとう」が、「 こうやって野菜が作れたら、生きていけるね」などとなる。
それが子供の内面に響く✨
子供の成長に合わせて親の意識を変えることで、同じことをしていても子供の笑顔がまるで変わってきます😄

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