アドベントカレンダーの扉

クリスマスを待ち望む、
アドベントカレンダー。

うちの娘が、
16番目の扉をよいしょ。

「今日の鳥かごの所はなんだろう?
ねえ、明日は木の扉だよ!」
と、毎朝目をキラキラさせる。

すでに開かれた数字の中に、
娘の誕生日があったり。
まだ開けていない数の中にも、
お楽しみが隠れていたり。

子育てだって、
開けてみないとわからない。

親にならないと、
見えないことがある。

「自分の親も、
子育て悩んでたんだろな」

「よくわからなかったんだな」

「こっちが泣きたいよって、
きっと隠れて泣いたよね」

開けてみないとわからない扉の奥で、
思ってもなかった幸せをもらう。

自分の親もそうだったし、
自分もそれしかできないなぁ。

よけいな苦労はしなくてもいいけれど、
ただここに流れる大きな愛。
それがこの子にも伝わりますように。

今年いちばん、
週末にかけて寒くなるよう。
暖かくお過ごしくださいね。

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