男の子ってムズカシイ。
父親だったら、まだわかる?
でも、母親ではなんだかわからない。
男の子の考え方。
男の子の生き方。
男の子の育ち方。
例えば、
中学生の男の子。
単純なようでいて複雑。
図太いようで繊細。
クラスの隅っこから見てくるその目は、
女の子にとっても無関係じゃない。
男の子が育つには、
何が必要なんだろう?
思春期を迎えた男の子って、
憧れや尊敬でがんばれたりします。
憧れのスポーツ選手。
尊敬している人。
あんな人になりたい。
こんなふうにできたらいい。
そんな、先行く人に認めてもらうこと。
褒めてもらうこと。
たった、ひと言でいい。
「きみ、いいね」
そのひと言だけで、
男の子は本当にがんばれたりする。
逆にそういうものがないと、
自分の中に引っ込んでしまうことも。
小さいうちはかわいい。
けれど、思春期に入ると親にできることはぐっと少なくなる。
母親と男の子だったらなおさら。
だからこそ、
きっと親ではもう届かないから、
憧れや尊敬と出会えるチャンスをつくってあげよう。
たぶん、感謝はされない。
男の子だから。
きっと、忘れちゃう。
男の子だから。
なのにこんなにも応援したくなるのは、
それもきっと男の子だから。