子育ては、安心づくり。
子どもが安心できる環境を作っていく。
それは部屋みたいなもので、
季節によって模様替えをしていく。
子どもが6歳ぐらいまでは、
一緒にいる、一緒にする、一緒に味わう。
そんなお部屋の模様。
小学生ぐらいだったら、
親は導いていく。
子どもが一人でできるように、
いっぱい動いてたくさん心が動くように、
親として導いていく。
そして思春期に入ったら、
一人の人として子どもの前にいる。
強さも弱さも併せ持った、
それでも笑顔を絶やさない先輩みたい。
子どもに安心は必要。
でも子どもは同じじゃない。
子どもの成長に合わせて安心の形を変えていく。
まるで、季節に合わせて部屋の模様替えをするみたいに。
子どもはきっと気づかない。
今ここにある安心のために、
どれだけの愛情が注がれているのか。
親だけがわかっている。
季節が深まるごとに部屋を模様替えし、
必要な安心を作っていること。
いつか部屋を出て行くその日まで、
それを続けていくこと。
こまやかな、けれど大きな愛です。