体をいっぱい動かした夏は終わり、
季節はゆるやかに坂を下っていく。
感じ取るのは、
風の冷たさだけじゃない。
移ろいでいくのは、
窓からの景色だけでもない。
外に向かっていた子どもの心は、
だんだんと内側へ。
木の根が下へ下へと向かうように、
子どもの内面が活発になっていく。
外からの刺激。
はじめてのものへの関心。
それが内面へと深まり、
体験したことを振り返る季節。
だからこそ。
子どもの内面の変化に合わせて、
おうちの環境も整えてみる。
まるで、衣替えするみたいに。
難しく考えなくていい。
少しおもちゃの数を減らす。
物を種類ごとに整理する。
目立つところに本を並べる。
木の葉が落ちて、
風が空を清め、
暖炉が話題をつくるように。
子どもの内面に合わせて、
おうちの中を模様替えしていく。
ほんのちょっとのことが、
心と季節を深めていきます。