「わたし」を、世界に向かって開いていく

子どもを取りまく世界。
やさしさも驚きもいっぱい。
でも何かが足りないとしたら、
どんな感覚なんだろう。

それは、
『自然』に包まれる体験かもしれません。

電気のスイッチ。
家電のボタン。
ディスプレイにタッチしたり。

ありとあらゆるものが、
人の手でコントロールできちゃう。
だからこそ、
自分を超えたものに包まれる体験。

風が運ぶ、遠い花の香り。
木々の枝は星空を掃き清め、
波のおしゃべりは尽きることがない。

自然の中に身を置くと、
自分を外に開いていく感覚が育つ。
それは心をオープンにする体験。

外からの刺激に反応するだけじゃない。
すばやくスイッチを押したり、
ディスプレイの光を追うのでもない。

自分を世界に向かって開いていく感覚。
忘れていた、なつかしい感覚。

すぐ近くにある自然。
けれど、遠い自然。
手を伸ばせば、
子どもが求めている感覚に触れられます。

もうすぐ夏休み。
予定の中に、
ちょっぴり自然体験も入れてみる。

海に行ったり森に出かけたり、
少し心を膨らませれば、
子どもとの新しい関わり方も見えてきます。

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