この子に何かしてあげたい。
でも、過保護?
私の胸がチクっとして迷う。
子どもに何かしてあげる時、
こんなふうに考えてみる。
「それをすることで、
子どもが自分に自信を持てるか」
例えば、雨降りの日。
どうしようと思う。
傘を持って迎えに行こうか。
でも、やりすぎかな。
かといって、濡れて帰らせるのも…。
そんな時、
子どもが自分でできる部分を作ってあげる。
例えば、折り畳み傘を下足箱に入れておく。
お手紙つけて、『これで帰るんだよ』と。
そうすれば、
子どもは折り畳み傘を開いて帰ってこれたことに自信を持てる。
こうしたらいいんだってわかる。
次に雨が降りそうな日には、
「折り畳みもってく」と自分から言うかもしれない。
実際、子供は自分でなんとかする力を持っている。
傘がなければ、
他の子に入れてもらったり。
大きな葉っぱを頭の上にのっけて帰ってきたり。
このぐらいだったらと、
走って帰ってきたり。
親が見ていないところで、
子どもは成長する。
自信を奪ってしまうより、
子どもが自分であることに自信を持てるような。
そんな、親にしかわからない透明な愛情をかける。
いつも一緒にいる。
だからこそ、できることがある。
あたりまえの日々を、
今日もていねいに積み重ねていく。