良い読み聞かせのやり方。
お母さんお父さんが読んでくれる、
もうそれだけで満足。
でも料理にお砂糖ひとさじ加えるみたいに、
心おどるコツがある。
ページをめくった。
その時に一呼吸置く。
なぜなら「絵」をじっくり味わえる。
読み聞かせって、
ぱっとページをめくったらすぐ読みがち。
それだと子どもは言葉に気を取られちゃったりする。
せっかくの絵本。
作家さんが手塩にかけた絵を味わいたい。
そして、書かれている文章を読んだ後。
もう一呼吸。
「。」… みたいに、
「。」の後で 一呼吸入れると、
それまでの文章をじっくり味わえます。
大人が思ってる以上に、
子どもは言葉の読み込みに時間がかかる。
言葉を咀嚼してイメージしている間に、
次の言葉を読み始められちゃう。
せっかくの言葉。
子どもがしっかり味わえるようにしよう。
「わたし」と子どもの呼吸を合わせるような。
ほんのひととき。
ページをめくったその時に、
小さな魔法がかかります。