0と100の間にある一日

「学校、休みたい」
元気なのに、子どもが言ってくる。
ドギマギするけど、何か言わなきゃ。

「学校は行くよ」という気持ちと、
「無理に行くことはない」という気持ち。
どっちも選べないまま、
言葉をなくしてしまう。

たしかに休み癖ってある。
かといって子どもは本当に頑張ってるし、
疲れてるし、ストレスだって本当。

「学校、休みたい」
まるで試されてるみたい。
こんな時なんて言ったらいいだろう。

「 学校に行った日より、もっと良い一日にすること」

こんな考え方もあるといいなと思います。
もちろん学校に行くこととか休み癖とか、
難しいことはたくさんある。

でも、お休みしたらどう過ごすか。
そのことを考えておくと、
親にとっても少し楽になれる。

「 学校に行った日より、もっと良い一日にすること」
それがルールだよって。

どう過ごしたら、
学校に行った日より良い日になる?
自分にとって良い日ってなに?
それを知るヒントにもなる。

ともすれば、
学校って受け身。
何が楽しくて何が嬉しいのか。
自分にとって良いことってなんだろう。
そんなところにも意識を向ける。

それは大人になった時、
道に迷った時、
大きな力になる。

学校に行くか行かないか、
その0と100の間で想像力を使う。

魔法はない。
でも、子どもも親も少し楽になれる。

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