感動を受けとめる器

7歳ぐらいから14歳ぐらいまでは、
感情がどんどん育っていく時期。
楽しいおもしろい嬉しい。
ゆり動かされるように心が育っていく。

でも、ちょっぴり気をつける。
7歳から9歳ぐらいまでは、
まだまだ感情の成長の入り口。
刺激しすぎないようにする。

例えば、勝ち負け。
勝ち負けがはっきりあると、子どもはムキになる。
だって、感情が強く揺さぶられるから。

でも強すぎる刺激は、
感情を鈍くすることもある。
ケーキばかり食べていたら、
ひとつまみのレーズンが喜べなくなるように。
多すぎることは、
細やかな感情の動きを減らしちゃうこともある。

実際シュタイナー学校では、
勝ち負けを遊びに取り入れることに慎重です。
6年生ぐらいになって、
ようやく勝ち負けがはっきりつく遊びを始めたりします。

7歳ぐらいだったら、
一緒に頑張ったら一緒に何かを手に入れる。
一緒によかったねってお祝いできる。
そんな遊びが心を育てます。

年齢に合った遊び。
私の中で起こる細やかな感情。
その積み重ねが、
大きな感動を受けとめる器になっていく。

よかったらシェアしてね!