いちばん近くにある自然

便利な暮らし。
でもちょっと疲れたりもする。
大人も子どもも、
なんだかそわそわ。
ちょっぴりイライラだって。

なぜ?
と理由を探しても仕方ないのに、
見渡すと、
おうちの中って『人工』であふれてる。

体って、本物を求めていたりする。
木や石や草の手触り、
うそのない本当に触れたい。

だって、「わたし」の体も自然物だから。
本当に本物の自然。
地上に根を下ろし、
空に向かって立つ柱。

どれだけ文明を誇っても、
私という自然はいちばん近くにある。

便利っていい。
快適な暮らしって素敵。

でも、時々自然の中に行く。
ぶらっと散歩してみる。
子どもと一緒に川で遊ぶ。

おもちゃにも、
自然物をちょっとだけ意識して入れてみる。
売ってるおもちゃじゃなくていい。

拾った石ころとか、
木の枝とか、
シルクの布とか。

なんてことないものばかり。
でも、遊び方は無限。
子どもの想像力も花開く。

本物に触れる。
嘘がないものに触れる。
私と同じ自然物である世界に触れる。

子どもって案外言葉にできないもの。
でも、なんだかモヤモヤするんだ。
ストレスの多いこの時期だからこそ、
自然は人を穏やかにします。

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