子どもに何かを語るとき、
イメージを上手に使う。
子どもって大人が思ってるよりも、
心で生きている。
想像の方舟で航海してるみたい。
気持ちが変われば、方向もくるっと回る。
だからこそ、
ぬくもりあふれるイメージで語ってあげる。
川に落ちたら泳げないとか、
困るから練習しようとか。
そんな親の愛情も、
負のイメージをくっつけてしまうことにもなる。
例えば、
流れ星は、空が星の種をまいているんだよとか。
木は大地が「この指とまれ」って友達呼んでるねとか。
両手両足ピンって伸ばしたら、体が星の形みたいとか。
まるで、子どもが世界ぜんぶに祝福されているような。
そんなイメージで包み込む。
特に子どもが7歳ぐらいまでは、
ファンタジーで包んであげる。
そこで養った想像力が、
大人になった時の思考力になっていく。
見たことがないもの。
誰も知らないもの。
まだこの世にないもの。
それを考え出せるのは、想像力のなせる技。
世界は良いところ。
世界は美しいところ。
世界は安心できる場所。
明るくて力強いイメージ。
心の中に宿れば、
子どもは世界に向かって船を漕ぎ出せる。