叱り方には体温がある。
手のひらのいちばん広いところみたいに、
子どもを安心させる温かみがある。
怒鳴る必要はないし、
ガミガミ言わなくていい。
もちろん、罪悪感もいらない。
叱ることって、褒めることなんだ。
ただそれを知るだけ。
何がいけないのか。
叱るときにはちゃんと伝える。
でも、それだけじゃダメ出しだけ。
子どもは否定されっぱなし。
どうしたら良いのかをセットで伝える。
「ね、やってごらん」って、
叱った後で実際にやってもらう。
「うん、それでいいんだよ」って、
やれたことをしっかり褒める。
これをくりかえすと、
叱られることが愛情になる。
失敗することにも自信を持てる。
だって、どうしたらいいか学べるから。
お母さんお父さんに認めてもらえるから。
ちょっと客観的に叱っている自分を見てみる。
子どもの立場になって見てみる。
怒られてばかりでは嫌になる。
自分てダメなのかなぁって感じてしまう。
すると、何かをすること自体が怖くなる。
親の目を気にしてしまう。
それって、親の本望じゃない。
そんなことがしたくて叱っているんじゃない。
ただ叱るだけだと、尖ってる。
褒めることを加えれば丸くなる。
体温が上がる。
叱ることは、褒めること。
どんな時でも子どもを愛することができる。