年長クラスの算数、数の質✨
シュタイナー教育ではどんなふうに算数を始めるか?
足し算ではありません。
もちろん、引き算でも掛け算でもない。
シュタイナー教育の最初の算数は、「数の質」です。
「1」ってなんだろう。
「2」ってどんな数?
「3」は?
「4」と「5」って何が違うの??
そんなふうに、数が持っている本質に取り組みます。
でも、なぜ?
(…もちろんテストには出ません笑)
子供にとって、数字は外国語のようなもの。
それも、全く知らない言語に触れるようなものです。
(多分、私たち大人にとってのロシア語みたいな感じ)
よくわからないものをよくわからないままに使う。
計算ができるようになったらいい?
余計なことは考えない?
シュタイナー教育は、「それじゃもったいない」と腕組みしちゃいます😄
大人にとっては当たり前。
でもそんなものにこそ、子供にとっての本当の学びがあります。
実際に、年長さん達に「数の質」のレッスンを受けてもらった感じは…。
「え!」という表情をしていました。「1はどんな数? 1は1やんか〜」と目が点。
それでも、さすが子供。
その直後からくるくると考え出します。
はいはいとみんな手を挙げて「1」の数の質についていろんなアイディアを聞かせてくれました😄
機会がなければおそらく考えることがない「数の質」。
まるで大切な友達を想うように、数字と友達になってもらえたら嬉しいです。