今日のレッスンの後で、保護者の方と立ち話。
子育ての話題になり、ふとこんなふうに話しました。
「親の仕事は、子供に行動してもらうこと」
子供に対して、こうしようとかそれはしないよとか。
言葉だけだったら本にも書いてあるし、テレビの人だって言える。
でも、子育てで大事なのはそんな一つひとつを子供の体にまで染み込ませること。
誰も何も言わなくても、子供が自分で行動できるようにすること。
それは、一番近くにいる親にしかできないことです。
口だけじゃない。
言葉だけで子育てしているんじゃない。
「やる」ところまで見守るからこそ、子供は「自分でいることに自信を持つ」ことができます。
例えば、お友達のおもちゃを自分の子供が乱暴に使っていたとします。
これはあんまりだと思ったら、叱ってあげますよね。
でもその時に「だめだよ!」で終わってしまうと、 行動するところまで行けません。
「だめだよ!」と叱った後で具体的にどうすれば良いのかを伝え、それをやるところまで見守ってあげましょう。
「こうやって優しく使うんだよ」とか「お友達にこう言って謝ろう」とか、 子供がすぐに自分でできることを伝えてあげます。
そして実際にやれたら、そっと褒めてあげましょう。
「できた」「やれた」という実感が、子どもの自信を高めてくれます。
親って偉いですね。
子供を信じ、自分も信じるから今日も子育てできる。