数の質で、算数の面白さに触れる

1年生の算数、数の質✨
数の質とはシュタイナー学校で最初にする算数で、数が持っている質を学びます。

数の質??
と、頭を捻られる方も多いと思います。
それもそのはず、普通は習いません😅
公立学校ではやらないし、たとえやりたくても時間の関係でなかなかできない内容です。

数の質とは、例えば「1」という数は世界で1つだけのもの、「2」は2つで1つになっているもの…などなど。
単純に数の意味というよりは、その数が持っている肌感覚のようなものでしょうか。
質、感覚、言い方はいろいろありますが、どちらにしても記号としての数ではなく自分自身の感覚で捉えられる人間味のある数。
子供にとって親しみが持てる、近しい存在としての数。
シュタイナー教育で最初にする算数は、そんな数の豊かさを大切にしていたりします。

今しているのは「3」の質。
例えばこのノートの子は、「お父さん、お母さん、私」
「信号」
「お日さまと土と花」
みんな、3つで一つになっているもの。

「3は、3つで一つになっているもの??」
と頭をひねっている子たちにも、「みんなの体の中にも3の数字があるよ」
「ほら、腕は3でできてる。肩から肘、肘から手首、そして手」
「よーく見ると、指の一本一本も…」
と言うと、
「あー! なんかわかった!」とすっきりした顔😄

数字って面白い、そんなふうに感じてもらえれば嬉しいです。

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