夜中に「お化けがこわい…」と泣いて起きる子ども。親としてはどうしたらいいのか迷いますよね。実は、怖い夢には子どもの心の成長が関係しています。今日は、子どもが怖い夢を見る理由と、安心できる声かけや対処法を詳しく解説します。
怖い夢を見るのはなぜ?
子どもが怖い夢を見るのは、心の中で受け入れにくい感情を抱えているからかもしれません。
たとえば…
- お友達に嫌なことをされて腹が立ったけど、怒るのはいけないことだと思ってしまった。
- 兄弟に対してイライラしたけど、その感情をどう表現していいかわからなかった。
こうしたモヤモヤした気持ちが、自分の中で処理できず、夢の中で「お化け」として現れることがあります。
子どもが怖い夢を見たときの声かけ
怖い夢を見たときは、子どもの心の成長のチャンスです。大切なのは、感情を受け止めてあげること。
・こんな声かけをしてみましょう
「お化けは怖いよね。怒ってるもんね。でもね、怒るのは悪いことじゃないんだよ。誰だって怒ることはあるんだよ。そんな時は、『怒ってるよ』って言葉にしていいんだよ」
こんなふうに伝えることで、子どもは自分の感情を認められるようになり、怖い夢を減らしていくことができます。
怖い夢を和らげる具体的な方法
声かけ以外にも、次のような方法を試してみましょう。
🔹 お化けを絵に描く 子どもが夢に出てきたお化けを描くことで、気持ちを外に出しやすくなります。
🔹 お化けボックスを作る 描いたお化けの絵を、特別な「お化けボックス」に入れてしまうと、気持ちを整理しやすくなります。
🔹 天使や妖精の絵を描く 「助けてくれる存在」を描くことで、子どもが安心感を得られることがあります。
子どもには、ファンタジーの力がとてもよく働きます。「夢なんだから気にしなくていい」と言うよりも、子どもが安心できるようなイメージを一緒に考えてあげるとよいでしょう。
まとめ
怖い夢は、子どもの心の成長のサインです。感情を抑え込まずに表現できるようサポートすることで、夢の中のお化けともお別れできるようになります。
- 怖い夢は「受け入れにくい気持ち」の表れ。
- 「怒ってもいいんだよ」と受け止める声かけを。
- お化けの絵を描いたり、助けてくれる存在のイメージを作るのも効果的。
子どもの心の動きを理解して、安心できる時間を一緒に作っていきましょう。