子どもをしっかり褒めてあげたいと思っていても、「どんなふうに褒めればいいの?」「褒めすぎて逆効果って本当?」と悩むことはありませんか?
この記事では、子どもの自己肯定感をじんわり育てていく言葉かけのコツをご紹介します。
「褒める=良いこと」ではない理由
「すごいね!」「えらいね!」——そんな言葉を使うことに、なんとなく違和感を持ったことはありませんか?
褒めることは、子どもにとってうれしい反面、「褒められるためにやる」行動へと変わってしまうことがあります。
すると子どもは、失敗を恐れたり、他人の評価を気にするようになったりすることも。つまり、褒め方によっては、子どもの自信や自主性を損なってしまう可能性もあるのです。
子どもの行動を「そのまま言葉にする」だけでいい
大切なのは、評価ではなく「関心を持つこと」
たとえば、
- 「花の色を赤にしたんだね」
- 「ボールをすばやくパスしたね」
このように、子どもが今やったことをそのまま言葉にしてあげるだけで、子どもは「見てもらえた」「わかってもらえた」と感じ、安心と自信を深めていきます。
親の喜びを伝えることで、さらに自信に
行動を言葉にするだけでなく、子どもがうれしそうにしていたら、こう伝えてみてください。
「〇〇ちゃんがうれしいと、ママもうれしいな」
評価ではなく、共感とつながりの言葉。
それが、子どもの「自分っていいな」という気持ちを育てていくのです。
褒めるよりも、いっしょに遊ぶことがいちばん
どんなに上手な褒め言葉よりも、親が一緒に遊んでくれること、興味を持ってくれることが、何倍も子どもを満たしてくれます。
子どもが小さな花を「ほら」っと見せてくれるように——
あなたの「見てるよ」「うれしいよ」というまなざしが、最高のごほうびになるのです。
まとめ
- 「すごいね」と褒めるより、行動をそのまま言葉にするのが効果的
- 共感とつながりの言葉が、子どもの自信につながる
- 子どもは「評価」ではなく「見てもらえていること」で安心する
今日からちょっとだけ、「褒める」をお休みして、「見ること」「伝えること」を意識してみませんか?