音階で子どもを育てる

この鉄琴、音階が特別です✨
「レミソラシレミ」になっていて、シュタイナー教育の幼児教育や低学年でよく使われます。

なぜか?
音階でも子どもの内面の成長を支えたいから。

この「レミソラシレミ」という音階、どこをどの順番で鳴らしても不協和音がありません。
聴いていると、夢の中にいるような不思議に安心した気持ちになります。

このふわっとした音階が、小さな子どもの心にぴったりと合う。
昔からある『ひらいた ひらいた』のような童謡も、この「レミソラシレミ」の音階でできていたりします。

この「レミソラシレミ」の音階はペンタトーンとかペンタトニックと呼ばれるのですが、一方で私たちがよく知っている「ドレミファソラシド」はダイアトーンと呼ばれます。

ペンタトーンの音階が不協和音のない夢の中にいるような音階であるのに対して、ダイアトーンは順番によっては不協和音が起こるどちらかというと思考的な音階とも言えます。

どちらが良いとか悪いではなく、シュタイナー教育では子どもの内面の成長に合わせて音階を選びます。
つまり、子どもが成長して4年生ぐらいになるとダイアトーンの音階を取り入れていきます。
そして、逆にペンタトーンの音階からは離れていきます。

なぜなら、子どもの内面が成長したから。
4年生ぐらいになると思考的に考えることができるようになり、また考えたくなってきます。なので、始まりも終わりもないようなふわっとしたペンタトーンの音階から始まりと終わりがきちんとある思考的なダイアトーンの音階へと移行していくのです。

ちょっと心を休めたい時やほっとしたいとき、「ペンタトーン」の音階の歌を歌ったり鉄琴を鳴らしたりするだけで、大人も思いがけず癒されます。
小さな子どもの時に感じていた安心感に包まれるのかもしれませんね。