叱っても叱らなくても、「わたし」はここにいる

子供を叱る。
多分みんな言葉にはしないけれど、
ちょっぴり傷ついてる。

叱った後、
「あー疲れるなぁ」って。
親であることの十字架みたいに子供を叱って、
口笛吹いてなんかいられない。
叱った後、
みんなちょっぴり傷ついてる。

親だって、
一日中笑っていたい。
子供みたいにはしゃいで、
赤ちゃんみたいに天井を眺めて
テーブルの上の花のように穏やかでいたい。

それでも、
この子に叱ってあげられるのは、
今ここにいる「わたし」だけだから。

だけど、例えばこんなやり方。
軍手とかあるでしょう。
それをちょっと工夫して、
〇〇ちゃんみたいな人形をこしらえる。
片手にはめて、
「そんな乱暴におもちゃ使ってると、〇〇が食べちゃうよ」
なんて言ったりして。

親じゃないもの、
自分じゃないものにも叱ってもらう。
もちろん、やっているのはお母さんお父さん。
子供はちゃあんとわかってる。

なのに、そこにはちょっぴり笑いがある。
思いがけない癒しがある。
叱っているのに、
お母さんも子供もふんわり微笑んでいられる。
そして、子供が小さければ小さいほどに意外と効果がある。

それから、こんな良いことも。
自分じゃない他のものに叱ってもらう…
すると、ここぞという時に親が叱ると「あっ」て子供は思う。
これはほんとにいけないことなんだって。

本人(笑)が出てくると、
子供は本当にいけないことをしたんだとわかる。
お父さんお母さんはちゃんと自分を叱ってくれる。
その愛情が伝わるようになる。
叱ることで子供を愛せる。

やせがまんするように叱るよりも、
時にはファンタジーの風を吹かせよう。

いつもの怖い自分の顔が、
子供みたいに笑ってる。

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