人間だけが持っている力

高学年の理科、動物学✨
犬の先祖はオオカミだけど、人間と何千年も仲良く暮らしています。
それも、狩猟犬、警察犬、牧羊犬、そして盲導犬とまるで相棒のよう。

犬のほうはどう思っているか知りませんが(笑)、考えてみるとこれほどまでに人間の暮らしに結びついている動物はいないかもしれません。

シュタイナー教育の動物学では文字通り動物のことを学びますが、実は人間についても学んでいます。

例えば、ゾウと人間はまるで違う動物ですが、人間の手とゾウの鼻の共通点を学びます。
あるいは、クマ。クマもまた人間とはまるで違う動物ですが、熊も人間も雑食で蜂蜜やベリーが好きです✨
そんなふうに様々な動物と人間との違いと共通点を学んでいき、しだいに人間が持っている人間だけの特徴に子どもたちは気がついていきます。

まるで超能力を持っているかのような、動物たちの様々な力。
腕力や走力や瞬発力、どれか一つを取り出して見ても人間はかないません。
では、人間だけが持っている力とは何でしょうか?

特化されていないこと。
シュタイナー教育ではそんなふうに考えたりします。
私たち人間は、動物のように環境に特化されていません。
極寒の地で生きられるような毛皮もなければ、鋭い牙や爪もありません。当然、鱗やエラだってありません。

人間だけが、どんな環境にも特化されずに生きている。
だからこそ人間は移り変わる環境の中でさまざまに工夫を凝らし、知恵を絞ってきました。

ある意味で人間は、どんな動物にもなれないけれど、何者にだってなれる存在だともいえます。
知恵と勇気を振り絞ることで、困難を乗り越えていけるからです。

そんな人間の暮らしを支えてくれている犬。
仕事の相棒として、ペットとして、あるいはなくてはならないガイドの盲導犬として。

動物だけど、単なる動物としてくくれない存在。
犬と人との関わりをじっくり見つめることで、知識だけじゃない生きている動物学に出会えます。

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